message 代表挨拶
この高梁市にNPO法人colorの新しい種をまき、ここで活動を続けられていることに感謝し、支えてくださった皆様に御礼申し上げます。
colorは、一つひとつ色を尊重し、またそれぞれが混ざり合うことでさらに素敵な色を作り上げることができるようにという思いを込めて活動を始めてまいりました。
color設立当初、まだ『NPO法人』は十分に認知されず、また、障害児の支援についても十分に体制が整っていませんでした。
少しずつ、少しずつ活動し、それが芽をだし、根を張るよう活動を広げ、支援の必要な子どもたちへの療育支援・余暇支援を中心に、たくさんの子どもたちや保護者の方々との出会いの機会をいただきました。その子どもたちの成長を見守り、一緒に成長できたことをありがたく感じています。
福祉サービス事業として、児童デイサービスからはじまり、児童発達支援事業、放課後等デイサービス、日中一時支援事業、相談支援事業、保育所等訪問支援事業と同時に、岡山県や高梁市からさまざまな事業の委託をいただき展開してまいりました。現在は高梁市の子育て支援全般を牽引できるよう一時預かり事業や学童保育にも取り組んでいます。
福祉サービス事業だけでなく、私たちの活動が地域の皆様や関係者の皆様に意味のあるものとなりますよう、地域の方、学生ボランティアの協力を得ながら、スタンプラリー、夏祭り、もちつき(ウィンターフェスティバル)を開催し、年々盛大なイベントとなってきました。
とはいえ、私たちの法人も何もかもがスムーズに行ったわけではありません。
平成30年度の豪雨災害は高梁市に大きな打撃を与えました。見慣れた街並みが大きく変わってしまった衝撃には言葉もありませんでした。しかしながら、その状況下で地域の力を感じたことも事実です。私たちにできることは何かを考え、またそれにご協力下さった人たちがたくさんいたことに心強さを感じました。私たちは方向性に行き詰まったり、支援の方法を模索したり、現在も悩むことはたくさんあります。そんな中、私たちの支えは子どもたちの笑顔であり、保護者の皆様の言葉、関係機関の方々のご協力、そしてこの地域の方のあたたかいサポートです。こうした支えが私たちの原動力であり、スクラム体制が自信や確信となり、安心して活動できています。
私たちの活動を応援してくださる皆様にはどうぞ、これからも厳しく暖かいご指導を心からお願い申し上げます。
NPO法人color理事長
川上路代